【国内】
◆市場分析
日経平均株価は寄り付きで前営業日比88円46銭安と続落して始まりました。
朝方は売り優勢で始まりましたが、一巡後は下げ渋り、後場に入ると上げに転じました。
徐々に上げ幅を拡大していきましたが、大引けにかけて戻り売りに伸び悩みました。
日経平均株価は前日比20円73銭高の2万2219円73銭で終了。
値上り銘柄数は563、値下り銘柄数は1455、変わらずは85でした。
トランプ米大統領が連邦準備制度理事会(FRB)の利上げを批判したため、外国為替市場では円高・ドル安が進行しました。
一時下げ幅を前日比150円近くに広げる場面もありましたが円高一服後、値頃感からの買い戻しが入り、切り返しました。
米中貿易問題やトルコ通貨不安など投資家が強気になりきれない要因は少なくありませんが、市場関係者は「株価はそろそろ底入れし、秋口から上昇基調を強める」と期待を込めています。
◆スケジュ―ル
6月全産業活動指数(13:30)
【海外】
◆全体指標
[ダウ] 25,822.29 USD (+63.60)
[ナスダック] 7,859.17 ポイント(+38.17)
[シカゴ先物] 22220(ドル建て)、22225(円建て)
◆NY市場分析
21日のNY株式相場は堅調。
アジアや欧州株が総じて上昇するなか、米中通商協議の進展期待も背景に買いが優勢となった。高級住宅のトール・ブラザーズの好決算を受けて住宅関連株が軒並み上昇したことや百貨店のコールーズやアパレルのTJXカンパニーも好決算を発表したことも相場を押し上げた。
S&P500は一時0.57%高の2873.23ポイントまで上昇し、1月26日に付けた取引時間中の史上最高値を更新。
ただ、終盤はトランプ大統領の元顧問弁護士が有罪を認めたことなどで上昇幅を縮小し、0.21%高で終了した。
ダウ平均とナスダック総合もそれぞれ0.25%高、0.49%高となり3指数そろっての4日続伸となった。
小型株指数のラッセル2000は1.14%高となり2カ月ぶりに史上最高値を更新して終了した。
消費関連の決算が総じて良好だった。衣料ディスカウントストアのTJXカンパニーの5-7月期決算は既存店売上高が市場予想を大きく上回った。
見通しを引き上げたことも好感され、株価は4.73%高となり上場来高値を更新した。
百貨店のコールズも売上高と利益が市場予想を上回ったほか、通期見通しの引き上げが好感され、1.71%高となった。予想を上回る大幅増益決算を発表した高級住宅のトール・ブラザーズは13.79%高と急伸。
レナーやD.R.ホートンも3-4%上昇した。インテル(+2.41%)やエヌビディア(+2.21%)などの半導体も堅調だったが、アップル、アルファベットは小幅に下落した。
◆海外市場スケジュール
米7月中古住宅販売件数(23:00)
7/31・8/1開催のFOMC議事録
○今週注目ポイント
米中貿易戦争の進展(米中通商協議)
トルコリラ&為替レート
ジャクソンホール会議(米経済シンポジウム)25日まで
