【国内】
◆市場分析
日経平均株価は寄り付きで小幅に続伸してスタート。
その後堅調にもみ合い、前引け前に上げ幅を広げました。
後場ではプラス圏を維持したものの、2万2300円台半ばで推移しました。
日経平均株価は前日比142円82銭高の2万2362円55銭で終了。
値上り銘柄数は1564、値下り銘柄数は475、変わらずは65でした。
前日の米国株上昇や、円安ドル高に触れた為替が支援材料となり、輸出関連業種中心に幅広く値上がりしました。
しかし、日経平均は2万2300円台で伸び悩む展開となったことで、市場では「地合いは悪くはないが、ここから上を試すには材料が足りない。」との見方や、「米中通商交渉やジャクソンホール会議を織り込んでからになりそう」との声が聞かれました。
◆スケジュ―ル
特になし
【海外】
◆全体指標
[ダウ] 25,733.60 USD (-88.69)
[ナスダック] 7,889.10 ポイント(+29.92)
[シカゴ先物] 22380(ドル建て)、22370(円建て)
◆NY市場分析
24日のNY株式相場は高安まちまち。
金曜日に予定されるジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を控え積極的な取引が控えられるなか、トランプ政権を巡る政治リスクが意識されたほか、午後のFOMC議事要旨公表を控え、上値の重い展開となった。
ハイテク株主体のナスダック総合が5日続伸した一方、ダウ平均とS&P500は5日ぶりに反落した。
ダウ平均採用銘柄はエクソン・モービルなどのエネルギー株が上昇した一方、ユナイテッド・テクノロジーズ、トラベラーズ、ボーイングなどの下落が重しとなった。
小型株指数のラッセル2000は0.26%高と5日続伸し、前日に続き史上最高値を更新した。
午後に公表されたFOMC議事要旨では、近い将来に利上げを実施する可能性が討議された一方、通商問題の経済への影響が懸念されたことが明らかになった。
市場では9月FOMC会合での利上げは確実視される一方、年内あと2回の利上げの確率は6割程度と、見通しに大きな変化はなかった。
決算発表は引き続き良好。決算が好感されたホームセンターのロウズが5.80%高となりS&P500の上昇率トップとなったほか、ディスカウントストア大手のターゲットも3.21%高となり上場来高値を更新。
半導体のアナログ・デバイセズも2.09%高となった。
エヌビディアは3.75%高と大幅続伸し、先週末の決算発表後の下落幅を取り戻した。
◆海外市場スケジュール
米6月FHFA住宅価格指数(22:00)
米7月新築住宅販売件数(23:00)
ジャクソンホールシンポジウム(~8/25)
米国が対中制裁関税の第2弾を発動
○今週注目ポイント
米中貿易戦争の進展(米中通商協議)
トルコリラ&為替レート
ジャクソンホール会議(米経済シンポジウム)25日まで
