【国内】
◆市場分析
日経平均株価は寄り付きで2万2693円69銭(91円92銭高)となり、続伸して始まりました。
スタートから幅広い銘柄が買われ、寄り付き以降も上げ幅を拡大。
前場では2万2800円台に乗せた後は上値が重くなりましたが、後場は一段高となり、2万2800円近辺での高値もみ合いが長く続きました。
ただ、終値は2万2799円と、2万2800円にあと一歩届きませんでした。
日経平均株価は前日比197円87銭高の2万2799円64銭で終了。
値上り銘柄数は1767、値下り銘柄数は273、変わらずは65でした。
前週末に中国人民銀行が人民元安に対応する姿勢を見せ、米国と中国の貿易摩擦をめぐる不安がやや緩和。
さらに、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を経て米金融政策の不透明感も後退し、終日買いが優勢でした。ただ、市場関係者からは「海外勢の姿はほとんど見られない。
上昇も買い戻しが中心だろう」と見ています。
売買代金が増えるかどうかが
当面の注目ポイントとなるでしょう。
◆スケジュ―ル
《決算発表》
スリープロ
【海外】
◆全体指標
[ダウ] 26,049.64 USD (+259.29)
[ナスダック] 8,017.90 ポイント(+71.92)
[シカゴ先物] 22960(ドル建て)、22950(円建て)
◆NY市場分析
27日のNY株式相場は続伸。
先週末のパウエルFRB議長の講演で漸進的な利上げ見通しが維持され安心感が広がるなか、米国とメキシコが北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で大筋合意したことが好感された。
ダウ平均は100ドル近く上昇してスタートすると、一時277ドル高まで上昇し、259.29ドル高(+1.0%)の26049.64ドルで終了。
2月1日以来、約7カ月ぶりに26000ドル台を回復した。
S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.78%高、0.9%高と続伸し、先週末に続いて過去最高値を更新した。
S&P500は2900ポイントに迫り、ナスダック総合は初の8000ポイント台に乗せて終了した。
米国との関係の深いメキシコとの通商問題が進展したことでリスク選好が高まった。
S&P500の11セクターは公益(-0.64%)と不動産(-0.08%)を除く9セクターが上昇と、ほぼ全面高。
素材が1.47%高と上昇率トップ。
モザイク(+3.31%)やダウ・デュポン(+2.31%)が大幅高となった。
上昇率2位の金融(+1.34%)では、ゴールドマン・サックスが3.19%高、シティグループが2.43%高となった。
FAANG株も軒並み高。フェイスブック、アルファベット、ネットフリックス、アマゾン・ドット・コムが1%超上昇し、アップルも0.82%%高となった。
◆海外市場スケジュール
米6月米S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米8月消費者信頼感指数(23:00)
米5年国債入札
○今週注目ポイント
為替レート
米中貿易戦争の進展
米4-6月期GDP改定値(29日)
