ここ数年、海外の銀行口座を開設したいという相談や、実際に渡航している海外銀行口座を開設する方が増えています。
口座開設目的は様々ですが、海外口座に財産を移転すれば日本での税金は何とかなるなどど、アドバイスを受けて安易に行動している方も見受けられます。
香港のジョイント口座は代表例です。日本と異なり、香港は共同名義の預金が認められています。
ジョイント口座のメリットは、同名義人の1人が亡くなった場合でも、裁判手続き(プロベイト)を経ずに他の名義人に口座が引き継がれるため、信託(トラスト)と並んで代表的なプロベイト回避策として活用されています。
このメリットが曲解され、「夫婦2人の共同名義で口座を開けば、夫が死亡しても妻に対して相続税が発生しない」などといい、後日相続が発生した段階で、妻がジョイント口座の申告をしなかったために、税務署の税務調査で痛い目をみたという事例も出ています。
一方で海外口座を活用した海外投資については、日本にない投資案件もあり、詐欺まがいのものも多いですが、魅力的な投資案件も多いのも事実です。
海外投資と海外口座開設をツアーに参加している読者の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
貯蓄税なども議論されている日本では、今後ますます資産形成が難しくなると予想され、海外口座を活用して海外投資を選択することが増えていくのだろうと思います。
