通常単独名義口座の場合、仮に名義人が死亡した場合、資産を回収するのに複雑な手続きを要求されますが、ジョイント口座のように共同名義なら他方の名義人がそのまま全資産を引き継ぐことが可能です。
但し、相続の場合などは法的な相続手続きを経ないと共有者の自由な引き出しが制限されることもありますし、相手方に勝手に全財産を引き出されるリスクもあります。
海外銀行の口座開設を行う仲介業者の中には、平気で次のようなウソを言う人がいます。
・海外銀行に口座を開設すれば、日本の国税当局にバレない
・共同名義にしておけば、相続税の対象にならないため、相続税対策になる
海外銀行の共同名義口座が相続税対策になるはずがありません。
日本の税理士や会計士の中には、共同名義を利用して相続税対策を行う方法を相続税対策と称する人間もいます。
単なる脱税行為を相続税対策と称するとは残念で仕方ありません。
なお、近年、海外の共同名義口座を使った相続税の申告漏れが目立っています。
「相続税がかからない」という業者側の虚偽の説明を信じて口座を開いた人もおり、国税当局が注意を呼びかけています。
