【国内】
◆経済指数
[日経平均]
2万1802円89銭(+40円94銭)
◆市場分析
日経平均は反発。
朝方は手掛かり材料に乏しいなか利益確定売りが先行し、弱含んで始まりました。
ハイテク株高などで、いったん上げに転じたが、買いは続かず、再び軟化。
円強含みもあって一時2万1698円42銭まで下落後は下げ渋り、日銀のETF(上場投資信託)買い期待を支えに後場早々には再びプラス圏入り。
しかし、大引けにかけて上げ幅は限定的でした。
日経平均株価は前営業日比40円94銭高の2万1802円89銭で取引を終了。
値上がり銘柄数は705、
値下がり銘柄数は1318、
変わらずは117でした。
上値の重さが目立つ展開へ。「話題は豊富だったが、相場の地合いは強いとは言えない」(銀行系証券)と、市場関係者の指摘もありました。
投資家の注目を集めたのが、紙幣や一部硬貨の刷新を手掛かりにした関連銘柄。
貨幣処理機器製造のグローリーや日金銭が特需による業績拡大期待から、思惑人気を集めました。
売買代金の低迷も指し示すように、さらなる上値を目指す材料がまだ出揃っていない状況です。
◆国内の主なスケジュール
3月企業物価指数(8:50)2月機械受注(8:50)3月工作機械受注(15:00)黒田日銀総裁が信託大会で挨拶
《決算発表》イオン、良品計画、ユニー・ファミマ、コメダ、パソナG、ABCマート、ウエルシアHD、ホギメディ、TSIHD、ファンタジー、久光薬、東京個別、ベル24HD、イオン北海、コジマ、サイゼリヤ、ヨンドシーHD、近鉄百、MV西日本、USENNEXT、イオンディライ、プレナス、ミニストップ
【海外】
◆経済指数
[ダウ] 26150.58USD (-190.44)
[ナスダック]7909.28ポイント(-44.61)
[シカゴ先物] 21635(ドル建て)、21615(円建て)
◆NY市場分析
9日のニューヨーク株式相場は、米欧間の貿易摩擦激化への懸念から続落した。
優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比190.44ドル安の2万6150.58ドルで終了した。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は同44.60ポイント安の7909.28で終わった。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2254万株減の7億5771万株(暫定値)。
米通商代表部(USTR)は8日、欧州航空機大手エアバスに対する欧州連合(EU)の不当な補助金で損害を被ったとして、報復関税措置の対象品目を公表。
エアバス機のほか、乳製品やワインなど約110億ドル(約1兆2000億円)相当を対象とした。
これに対し、EUの欧州委員会も米航空機大手ボーイングへの米補助金をめぐり、報復関税の準備を進めていることを明らかにし、米欧間の貿易摩擦激化への懸念からダウは一時230ドル余り下落した。
また、国際通貨基金(IMF)は9日に世界経済見通しを改定し、今年の成長率予想を3.3%と、1月時点から0.2ポイント下方修正。
世界経済の減速懸念が再燃したことも投資家心理を冷え込ませた。
「米中間の貿易戦争に加えて、米欧間でも対立が激化して、世界景気が一段と減速するとの不安が広がった」(日系証券)という。
一方、今週からは10日にデルタ航空、12日にJPモルガン・チェースとウェルズ・ファーゴが先陣を切る格好で、米主要企業の1~3月期決算の発表が始まる。
調査会社リフィニティブによると主要企業の純利益は前年同期比2.5%減と11四半期ぶりのマイナスとなる見通し。
ただ、「企業業績の急減速は織り込み済み」(先の日系証券)といい、想定よりも悪くない業績であれば、買いが入るとの見方も出ていた。
個別銘柄(暫定値)では、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)が4.5%安、マイクロン・テクノロジーが2.8%安。キャタピラーが2.5%安、ボーイングが1.5%安、スリーエムが1.4%安。エクソンモービルが1.3%安、シェブロンが0.9%安。一方、フェイスブックが1.5%高、ウォルト・ディズニーが1.7%高だった。
◆海外市場スケジュール
ECB定例理事会(ドラギ総裁記者会見)米3月消費者物価指数(21:30)3/19・20開催のFOMC議事録米3月財政収支(4/11 3:00)
○今週注目ポイント
通商問題
各企業決算発表
IMF世界経済見通し
中国3月貿易収支
英国EU離脱問題
