2018年6月29日の金融市場に関する情報

【国内】
◆市場分析
昨日の日経は小幅続落。

NY市場の下落を受けて上下値動き激しい1日でした。

値上がり725/値下がり1289ですから、先物主導で上下動いたという事で相場の中身は決して良いものではなかったという事です。

22000円手前では強烈な買いが入っておりましたが、市場では公的年金か投信の買いではないかという話でしたが、22000円割れずでした

テクニカルからでは一旦底値付けて上げていきやすくなったのですが、どうしても日銀ETF買いや公的買いが邪魔しますね。

昨日の動きで再度相場は乱高下の動きとなり、21980円は底値ではなくなった可能性が出てきました。

◆スケジュ―ル
29(金)
6月都区部消費者物価指数(8:30)
5月完全失業率(8:30)
5月有効求人倍率(8:30)
5月鉱工業生産(8:50)
6月消費動向調査(14:00)
5月住宅着工統計(14:00
《決算発表》
ダイセキソリュ、トライステージ、ソーバル、アダストリア、トシンG、DCM、WNIウェザー、マルマエ、スギHD、ケーヨー、ジャステック、ダイセキ

【海外】
◆全体指標
[ダウ] 24216.05USD (+98.46)
[ナスダック]7445.08ポイント(+58.60)
[シカゴ先物]22285(ドル建て)、22250(円建て)

◆NY市場分析
NY市場ですが、直近の下落に対するリバウンドの動き。

終値で24150ドル割れを何とか回避。

これを明確に割り込むともう一段の大きな下げの考えられます。

兎に角、貿易摩擦懸念が払拭されないと相場はなかなか上昇に転じてくれないと思います。

ここ最近、市場で言われているのはこの貿易摩擦懸念よりも「人民元ショック」。

中国人民銀行が約半年ぶりの元安・ドル高水準に設定した事で、中国の景気後退懸念が意識されてます。

また、この元安・ドル高誘導は米中貿易戦争に対しての報復ではないか?とも言われています。

急激に元安が進むと2015年の「人民元ショック」が意識され、それが一番の理由で中国上海市場は下げているという声もあります。

兎に角、今の市場はいろいろな懸念材料が豊富であり株価上昇のきっかけになる材料がないという事です。

毎年の夏枯れ相場に突入なのか?

悪材料であっても出尽くしてしまえば相場は織り込んでしまいますが、

懸念という材料は不透明ですので、それを株式市場は一番嫌がるという事です。

◆先物戦略
本日の日経先物ですが、NY市場は上昇も昨日ダウ先物の上昇で既にある程度織り込んでいると思われますので、ほぼ前日比変わらずの水準からのスタートが予想されます。

本日は、週末でもあり寄り付き後はもみ合いの動きをイメージしております。

本日の目線は中立。

ただし、昨日も前場と後場では相場の風景がガラリと変わるので、先物主導での動きには警戒が必要です。

◆先物節目
21980・22000・22070・22160・22210・22250・22310・22400

◆海外市場スケジュール
29(金)
米5月個人所得(21:30)
米5月個人消費支出(21:30)
米6月シカゴ購買部協会景気指数(22:45)

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