【国内】
◆市場分析
昨日の日経は大幅反落。
トランプ政権が中国に対して2000億ドルの追加関税を公表した事で、米中貿易戦争懸念が再燃しての一日でした。
お伝えしておりますように、この米中貿易摩擦懸念は株式市場にくすぶっている問題であり、これからも根強く意識される材料です。
しかし、SQ週の水曜日は「魔の水曜日」と言われますがアノマリー通りの展開になりましたね。
ここからの展開ですが、昨日の下落は個人的にはもう少し大きく下落するかと見ておりましたが、意外に底堅く推移した感じがしました。
これはSQに絡むものかどうか、ここは見ていく必要があると思います。
テクニカルからでは、目先は一目均衡の雲下限レベルである21700円を割り込んでいくかどうか?
一目均衡の雲下限はここから徐々に下値切り上げてきますので、この雲下限を下値意識するのであれば再度日経はテクニカルからでは上げていく動きになります。
◆スケジュ―ル
12(木)
6月都心オフィス空室率
20年国債入札
《決算発表》
ファーストリテイ、ユニー・ファミマ、S Foods、いちご、ディップ、大黒天、JINS、黒谷、フィルカンパニ、コスモス薬品、No.1、SHIFT、PRTIMES、三協立山、Gunosy、安川電、IDOM、リテールPT、島忠、リンガハット、松屋、歌舞伎、CSP、オオバ
【海外】
◆全体指標
[ダウ] 24700.45USD (-219.21)
[ナスダック]7716.61ポイント(-42.59)
[シカゴ先物]22030(ドル建て)、22005(円建て)
◆NY市場分析
NYですが、米中貿易摩擦懸念が再燃、さらにトランプ米大統領が11日に開幕した北大西洋条約機構首脳会議に先だち、天然ガス輸入をロシアに頼りすぎているとしてドイツを痛烈に非難した事で、米欧の関係悪化懸念も相場の重石になりました。
やりたい放題のトランプ大統領に相場も上下大きく揺れる動き。
ボラが出る意味では短期筋には良い相場ですが、長期組には非常に迷惑な相場。
こういう相場の時には、やはりボラが出る指数関連銘柄や指数先物で利益を出すのが得策かと。
◆海外市場スケジュール
12(木)
米6月消費者物価指数(21:30)
米6月財政収支(7/13 3:00)
◆注目の個別銘柄
本日は分析銘柄ありませんでした。
