【国内】
◆市場分析
先週の日経は上昇。
先物主導での展開でしたが、23000円に接近すると上値が重たくなっていたところに、週末は人民元安を理由に先物売りが入りました。
日本市場は国内企業決算発表本格化を前にして様子見姿勢が多い投資家の中、先物主導の動きを強めています。
テクニカルからでは23000円は抜けていくと見ておりますが、今週は世界のマーケットに影響を与えそうな大きなイベントがあります。
25日のユンケル欧州委員長とトランプ米大統領のホワイトハウスでの会談です。
ここで、自動車関税に関して話し合いがされますが、話が決裂となればマーケットは売られる動きになると思います。
国内は今週から企業決算が本格化してきます。
国内の輸出企業は現在の為替水準を考えると良い決算を出してくる可能性が高いのですが、やはりそれよりも米欧の自動車関税問題があるためにやはりなかなか買いにくいと思われます。
◆スケジュ―ル
23(月)
《決算発表》
KOA、SPK、ゴールドクレ、ナガワ、コーエーテクモ、日立化成、KIMOTO
【海外】
◆全体指標
[ダウ] 25058.12USD (-6.38)
[ナスダック]7820.20ポイント(-5.10)
[シカゴ先物]22565(ドル建て)、22535(円建て)
◆NY市場分析
先週末のNY市場は小幅続落。
トランプ大統領が5000億ドルの中国からの輸入品すべてに関税を課す準備をしていると表明した事で続落という動き。
ただし、マイクロソフトやハネウェル・インターナショナルなど米国主力企業が市場予想を上回る決算を発表した事で下値は限定で小幅な下落。
さて今週ですが、引き続き米国主要企業決算、マクロ経済指標が注目となります。
決算としては、
・検索大手のアルファベット(23日)
・オートバイメーカーのハーレー・ダビッドソン(24日)
・通信大手のベライゾンやAT&T(24日)
・飲料メーカーのコカコーラ(25日)
・自動車のゼネラル・モーターズやフォード(25日)
・航空機メーカーのボーイング(25日)
・半導体のクアルコム(25日)やインテル(26日)
・製薬のギリアド・サイエンシズ(25日)
・SNSのフェイスブック(25日)
・ケーブルテレビのコムキャスト(26日)
・ファストフードのマクドナルドやチポトレ・メキシカン・グリル(26日)
・ネット小売のアマゾン(26日)
・短文投稿サイトのツイッター(27日)
・エネルギーのシェブロン
・エクソン・モービル(27日)
などの決算発表が控えている。
マクロ経済指標としては、6月中古住宅販売件数(23日)、7月マークイット米国製造業PMI(24日)、6月新築住宅販売件数(25日)、6月耐久財受注(26日)、6月卸売在庫(26日)、4-6月期GDP速報値(27日)
などの発表が予定されています。
重要イベントとしては、25日に開催されるEU首脳会談での自動車・自動車部品に対する関税導入に関する交渉が最大の注目になります。
テクニカルからでは、米国市場は中間選挙までは大きく崩れることはないと見ております。
