2018年7月24日の金融市場に関する情報

【国内】
◆市場分析
昨日の日経は大幅続落。

トランプ大統領のドル高けん制発言に加えて日銀による金融政策柔軟化報道、さらにはイランがホルムズ海峡封鎖報道など、

為替市場が円高になる要因ばかりの報道で買える材料はない一日でした。

トランプ大統領は、FRBの利上げに対して疑問視する発言をしておりますがFRBの独立性を尊重しているとしているために、

ドル高へのリップサービスと考えておいて良いと思います。

また、日銀の金融政策への柔軟化ですが、市場では日銀ETF買いで一部の値がさ株が買われるという市場の歪みに対して元々意見がありましたので、

ETF買いを日経型からTOPIX型へ資金を増やすのではないか?という思惑で、ファーストリテーリングが昨日は大きく売られており、

この銘柄の下げで指数を100円押し下げておりました。

兎に角、売る材料は事欠かない一日でした。

個人的には、トランプ大統領のドル高けん制発言にしろ、日銀の金融政策に対する報道も一過性のものと考えています。

今週の最大の注目はやはり25日の米欧の自動車関税問題だと思います。

兎に角、今は突っ込み待ちというスタンスです。

◆スケジュ―ル
24(火)
米5月FHFA住宅価格指数(22:00)
《米決算発表》
パッカー、バイオジェン、イーライリリー、ユナイテッド・テクノロジーズ、クエスト・ダイアグノスティクス、インターパブリック・グループ・オブ・カンパニーズ、ハーレーダビッドソン、シャーウィン・ウィリアムズ、ロッキード・マーティン、3M、テキサス・インスツルメンツ、AT&T

【海外】
◆全体指標
[ダウ] 25044.29USD (-13.83)
[ナスダック]7841.87ポイント(+21.67)
[シカゴ先物]・22475(ドル建て)、22450(円建て)

◆NY市場分析
NYですが、米欧による貿易摩擦懸念やイランとの地政学的リスクの高まりから下落。

ただし、好調な米国企業決算が下値を支えて下げ幅も限定でした。

とりあえず、25日の米国と欧州による自動車関税問題がどうなるか?でしょうね。

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