【国内】
◆市場分析
昨日の日経は反発。
動き的には直近の下落に対するリバウンドの動き。
トランプ大統領のドル高けん制発言、日銀による金融政策での柔軟化などで為替市場が円高に進んでいましたが、円高一服で株式市場にも買戻しの動きとなったというところ。
反発はしましたが、売り方も米欧の自動車関税に関する会合を控えているために、売りポジションの解消に動いたと思われます。
昨日、中国の国務院が減税や地方でのインフラ投資などの財政出動を通じて内需拡大を目指す方針を示しており、それを受けて上海市場も上昇しておりました。
米中貿易摩擦の問題に関しては、中国は米国の追加関税に関してはここ最近目立って反応を見せておりません。
元安誘導して、財政出動して追加関税による中国経済への影響を出来る限り軽微にしようという方策であると思います。
トランプには言わせるだけ言わせておけという感じだと思います。
習近平氏もここ最近露出が減っていますが、彼がこの米中貿易問題について話す時にはこの問題が解決される時だと思います。
米中貿易摩擦問題に関しては、個人的にはかなりの部分を株価に織り込んだとみています。
ただ、問題は米欧の自動車関税問題、そして日米の自動車関税問題。
あくまでも個人的な見解としては、米欧・日米ともに自動車関税問題はクリアーされる問題と考えています。
トランプ大統領が欲しいのはあくまでも下院議員選挙に対しての自分の成果であり、ここで問題を大きくして世界経済に悪影響を与えるような事は望んでいないと思います。
そういう意味でも、自動車関税問題がクリアーされて株式市場は上昇波動に入っていくと見ております。
◆スケジュ―ル
25(水)
決算発表
SMK、OBC、エムスリー、信越化、栄研化、オービック、ミルボン、洋鋼鈑、日立建、日新電、航空電、アドバンテ、ファナック、キヤノンMJ、KABU.COM、東北電、日電産、Vコマース、、リコーリース、キヤノン電
【海外】
◆全体指標
[ダウ] 25241.94USD (+197.65)
[ナスダック]7840.77ポイント(-1.11)
[シカゴ先物]22565(ドル建て)、22545(円建て)
◆NY市場分析
NYですが、好調な企業決算の発表や原油先物相場の上昇から大幅反発という動き。
米欧自動車関税問題などほぼ気にしてないという動きですね。
一番気にしているのは、ある意味日本市場という感じでしょうか?
◆海外市場スケジュール
25(水)
米EU首脳会談
独7月Ifo景況感指数(17:00)
米6月新築住宅販売件数(23:00)
《米決算発表》
Facebook、コカ・コーラ、サーモフィッシャー・サイエンティフィック、ヘス、ペンテア、ロックウェル・オートメーション、ウェイスト・マネジメント、ユナイテッド・パーセル・サービス、ジェネラル・ダイナミクス、コーニング、ゼネラルモーターズ、ヒルトン、F5ネットワークス、フォード・モーター、クアルコム、ビザ、ボーイング、ギリアド・サイエンシズ
