【国内】
◆市場分析
東京株式市場 日経平均株価は寄り付きで前営業日比52円77銭安となり、続落して始まりました。
その後も安値圏で推移し、一時2万2500円を下回ったものの、前場中盤以降は下げ渋る展開を見せ、プラス転換直前となる場面もあるなど、大引けまでは堅調に推移しました。
日経平均株価は前日比45円92銭安の2万2598円39銭で終了。
値上り銘柄数は849、値下り銘柄数は1157、変わらずは98でした。
上方修正後の営業利益見通しが市場予想を下回ったことが本日の売り材料となった模様です。
一方で、下落スタートした中国株がその後プラス圏で推移したことが後場の下支え要因となったとされています。
しかし、米中貿易摩擦の先行きは未だ見えず、市場では、次の材料が出るまでは動きが取りにくい状況が続くとの声も聞かれました。
◆スケジュ―ル
4-6月期GDP(8:50)
7月国内企業物価指数(8:50)
6月第3次産業活動指数(13:30)
オプションSQ
《決算発表》
リクルートHD、東京海上、戸田建、前田建、浜ゴム、レオパレス21、近鉄GHD、東映、ショーボンド、前田道、パーソルHD、エア・ウォーター、ケネディクス、三井金、東プレ、アマダHD、日本郵政、栗田工、かんぽ、ゆうちょ、ドンキホーテH、ナカニシ、凸版印、青山商、ヤオコー、イオンFS、リログループ、SGHD、セコム、アサヒインテック、セイノーHD、コカコーラBJH、Dガレージ、マブチ、SOMPOHD
【海外】
◆全体指標
[ダウ] 25,509.23 USD (-74.52 )
[ナスダック] 7,891.78 ポイント(+3.46)
[シカゴ先物] 22560(ドル建て)、22550(円建て)
◆NY市場分析
9日のNY株式相場は高安まちまち。
米中貿易戦争の懸念が引き続き重しとなったが好調が続く企業業績が相場を支えた。
ダウ平均は狭いレンジでの取引。
わずかに上昇してスタートしたが、74.52ドル安(-0.29%)と続落して終了。
ユナイテッドヘルス、アップルが上昇した一方、ボーイング、ゴールドマン・サックス、3M、IBMなどの下落が指数の重しとなった。
S&P500も0.14%安と続落。
電気通信などのディフェンシブ株やアマゾン・ドット・コムなどの一般消費財株が上昇した一方、エネルギー、資本財、金融株が下落した。
ハイテク株主体のナスダック総合は0.04%高とわずかながら8日続伸し、2017年10月以来の長期連騰を記録。
小型株指数のラッセル2000も0.24%高と反発した。
時価総額2位のアマゾン・ドット・コム(+0.64%)が2日連続で上場来高値を更新し、時価総額トップのアップル(+0.79%)も取引時間中の最高値更新した。
一方、中国事業の比率の高いキャタピラー(-0.85%)やボーイング(-0.68%)が軟調。
原油安を受けてシェブロン(-1.09%)やエクソン・モービル(-0.51%)も下落した。
米10年債利回りが2.92%台に低下したことでシティグループ、ゴールドマン・サックスも1%超の下落となった。
決算発表銘柄では利益が市場予想を上回ったセンチュリーリンクが13.11%高、バイアコムが6.01%高となった一方、決算が嫌気されたペリゴが10.56%安となった。
◆海外市場スケジュール
米7月消費者物価指数(21:30)
米7月財政収支(8/11 3:00)
○今週注目ポイント
各企業の決算発表
米中貿易戦争の進展
先物SQ週
日本GDP一次速報(4~6月期) 10日8:50発表
