2018年8月16日の金融市場に関する情報

【国内】
◆市場分析
東京株式市場で日経平均は反落。

前日の米国株上昇と為替の円安を手掛かりに小幅続伸でスタートしたものの、戻り売りに押されて下げに転じた。

後場、中国株の下げやゲーム関連株の下落もあり、下げ幅を200円超に拡大する場面もあったが、大引けにかけては下げ幅を縮小、底堅さが出始めているとの指摘もあった。

値上がり銘柄は422、値下がり銘柄が1618、変わらずが64だった。

◆スケジュ―ル
7月貿易統計(8:50)
5年国債入札

【海外】
◆全体指標
[ダウ] 25,162.41 USD (-137.51)
[ナスダック] 7,774.12 ポイント(-96.78)
[シカゴ先物] 22975(ドル建て)、22960(円建て)

◆NY市場分析
NY株式相場は反落。

米中貿易戦争の激化懸念やトルコ情勢への警戒感などでリスク回避姿勢が強まった。

中国事業の比率が高いボーイングやキャタピラーが下落したほか、原油相場の下落を受けてエネルギーや素材株も売られた。

加えて、中国のIT大手テンセントが減益決算を発表したことでアルファベットなどのIT株が下落したことや、決算を発表したメーシーズが急落したことも相場の重しとなった。

ダウ平均は下落してスタートすると一時334ドル安まで下げ幅を広げ、137.51 ドル安(-0.54%)で終了。

S&P500も0.76%安と反落。

不動産、公益などのディフェンシブセクターを除く7業種が下落した。

ハイテク株主体のナスダック総合は一時1.76%安まで下落し、1.23%安で終了した。

中国本土株が2%超下落し、欧州主要3指数も1%以上下落した流れを受けて米国株も軟調にスタート。ダウ平均採用のキャタピラーが一時4%超下落、ボーイングも3%超下落し、それぞれ2.15%安、2.18%安で終了。

NY原油先物が3%超下落したことを受けてシェブロン(-3.79%)やエクソン・モービル(-1.75%)も売られ、ダウ平均を押し下げた。

寄り前に発表された百貨店大手のメーシーズの決算は予想を上回ったが、株価は15.95%安と急落。

同業のコールズやノードストロームも5%以上下落した。

センチメントは悪化。

投資家の不安心理を示すVIX指数は一時 16.86まで上昇し14.64で終了。

前日比1.33上昇し、7月30日以来の水準となった。

◆海外市場スケジュール
米7月住宅着工件数(21:30)
米7月建設許可件数(21:30)
米8月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(21:30)

○今週注目ポイント
各企業の決算発表
米中貿易戦争の進展
トルコリラ

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