2018年6月18日の金融市場に関する情報

【国内】
◆市場分析
先週の日経は小幅ながら上昇。

上げて行きそうで上がらない。

下がりそうで下がらないというなんともじれったい相場が継続しております。

先週は海外・国内ともに重要なイベントが目白押しでしたが、今週は海外市場や為替市場での影響を受けやすくなると思われます。

今週気になるイベントとしては、24日のトルコ大統領及び議会選挙。

ここで現職エルドアン大統領が敗北を喫することになるとマーケットの波乱要因になりますので、24日には注目です。

テクニカルからでは、上値ポイントは22940円、下値ポイントは22510円です。22510円まで来ればそこは買いの勝負ですので、日経レバ(1570)や先物組は狙ってみてください。
今週は、この上下のポイントでの動きになると見ております。

◆スケジュ―ル
18(月)
5月貿易統計(8:50)
《決算発表》
ツルハHD

【海外】
◆全体指標
[ダウ] 25090.48USD (-84.83)
[ナスダック]7746.38ポイント(+14.66)
[シカゴ先物]22815(ドル建て)、22775(円建て)

◆NY市場分析
先週末のNY市場は続落。

トランプ政権が中国製品への追加関税の発動を表明し、中国は米国製品に同額の報復関税を課すと表明した事で、米中の貿易摩擦が激化するとの懸念から続落となりました。

ザラ場は250ドル以上下げる場面がありましたが、引けでは下げ幅縮小でした。

米国のメジャーSQは引け値で決まるでの、この戻しは買い方が意図的に25000ドル以上に持って上げたという感じではないかと思います。

米中貿易戦争が本格するならこの程度の下げでは済まないと思います。

また、発動は7月という事でこの期間に両国が歩み寄るのではないかという思惑もあったのかもしれません。

さて今週ですが、マクロ経済指標としては、6月NAHB住宅市場指数(18日)、5月住宅着工・建設許可件数(19日)、5月中古住宅販売件数(20日)、4月FHFA住宅価格指数(21日)5月景気先行指数(21日)などの発表が予定されています。

今週は、やはり米中貿易摩擦懸念。

中国が報復関税に出ると言われておりますが、米国の関税発動は7月ですので、それまで紆余曲折すると思います。

米中貿易問題によるトランプ大統領や、政府高官などからの発言で一喜一憂する相場になりそうです。

テクニカルからでは、24830ドルを抜けての調整の動きです。

前述したように、先週末は意図的に上げた可能性が高いので本日の動きを見てみたいところです。

しかし、15日も発動されるという中国への追加関税懸念からマイナス圏へ沈み小幅ながら続落という動き。

◆先物戦略
さて本日の日経先物ですが、先週末のNY市場の下落をうけて売り先行のスタートが予想されます。

米中貿易摩擦懸念があるためになかなか上には行きにくと思われます。

先週に重要なイベントを通過しておりますので、先物市場での売り仕掛けには注意が必要ですが、前述したように22510円まで落ちて来ればそこは買いです。

本日は、終日軟調な動きをイメージしております。

先物デイは22510買い→22540売り。

◆先物節目
22510・22550・22630・22660・22740・22770・22880

◆海外市場スケジュール
18(月)
米6月NAHB住宅市場指数(23:00)
休場:中国、香港、台湾(端午節)

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