2019年7月25日の金融市場に関する情報

【国内】
◆経済指数
[日経平均]
2万1709円57銭(+88円69銭)

◆市場分析
日経平均は続伸朝方は買いが先行し、堅調に推移。

後場に入ってからは、戻り売りや利益確定売りに上値を押さえられる一日となりました。

東証業種別株価指数では全33業種中、値上がりは23業種、値下がりは10業種。

騰落率上位が鉱業、電気機器、下位は鉄鋼、水産・農林業。

日経平均株価は、前営業日比88円69銭高の2万1709円57銭で終了。

値上がり銘柄数は1199、
値下がり銘柄数は837、
変わらずは114でした。

米中協議の進展期待などを背景に23日の米国株式が上昇した流れを受け、一時2万1744円88銭(前日比124円00銭高)まで上昇。

伸び悩む場面もありましが、中国・上海総合指数の上昇が支えとなりました。

市場心理は上向きになりつつも、水準的には戻り売りで上値を抑えられやすい状況のもよう。

「目先の決算はパッとせず、10月の消費増税で景気もあまり良くならず、これら上値阻害要因から上がっても限定的だろう」(国内証券)との声もあるようです。

◆国内の主なスケジュール
6月企業サービス価格指数(8:50)
2年国債入札
《決算発表》カイノス、リコーリース、大丸エナ、FFE&C、エムスリー、養命酒、東エレデバ、篠崎屋、イーブック、エイトレッド、伊勢化、日立化成、NRI、日精線、アサヒHD、岡 部、東洋機械、鉱研工業、日立建、富士電機、オムロン、メルコ、新電工、オーゼックス、SPK、ネットワン、菱鉛筆、だいこう、KABU.COM、空港施設、ゴールドクレ、神奈交、メタウォーター、愛光電、ジェコス、日清粉G、システナ、レッグス、ダイトーケミ、中外薬、JCRファーマ、ソフトバンテク、ディスコ、日産自、小糸製、千趣会、NCS&A、アイカ工、富士通、キムラユニティー

【海外】
◆経済指数
[ダウ] 27269.97USD (-79.22)
[ナスダック] 8321.5ポイント(+70.1)
[シカゴ先物] 21745(ドル建て)、21745(円建て)

◆NY市場分析
24日のニューヨーク株式相場は、一部企業のさえない決算が重しとなり、3日ぶりに反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比79.22ドル安の2万7269.97ドルで終了。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は70.10ポイント高の8321.50と、7営業日ぶりに終値での最高値を更新した。

ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比7572万株増の8億0566万株。
この日ボーイングとキャタピラーが発表した4~6月期決算はいずれもさえない内容で、2社がダウ指数の下げを主導した。一方、一部企業の好決算をはやして半導体株などが上昇し、ナスダック、S&P500種指数とも終値で最高値を更新した。

ボーイングは2件の墜落事故を起こした新型旅客機「737MAX」の世界的な運航停止が響き、四半期としては過去最大となる29億4200万ドルの赤字を計上。キャタピラーは、米中貿易摩擦のあおりを受けて中国事業が振るわず、1株当たり利益が市場予想を下回った。

一方、好決算発表企業には買いが入った。半導体大手のテキサス・インスツルメンツやテラダイン、宅配大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)などの決算が好感され、他の製造業やIT株にも買いが波及した。

米利下げ期待は引き続き相場の下支え要因。月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げが確実視される中、市場関係者は「4~6月期決算が事前予想より良い内容だったこともあり、FOMCまでは買いの力が継続する」(日系証券)との見方を示した。

個別銘柄(暫定値)では、キャタピラーが4.5%安、ボーイングが3.1%安、ユナイテッドヘルス・グループが1.5%安、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が1.1%安。一方、AT&Tが3.6%高、インテルが2.3%高、ビザが1.3%高、ゴールドマン・サックスが1.2%高。

◆海外市場スケジュール
ECB定例理事会独7月Ifo景況感指数(17:30)米6月耐久財受注(21:30)

 ○今週注目ポイント
通商問題
各企業決算発表
米4-6月期GDP速報値(21:30)
ECB定例理事会

2019年7月24日の金融市場に関する情報

【国内】
◆経済指数
[日経平均]
2万1620円88銭(+204円09銭)

◆市場分析
日経平均は反発

朝方は強含んで始まり、直後に小幅安に転じる場面も
ありましたが、すぐに切り返しプラス圏へ浮上。

後場に入ってからも上げ幅を拡大させ、安定感のある
一日となりました。

東証業種別株価指数では全33業種中、値上がりは31業種、
値下がりは2業種。騰落率上位が海運業、繊維製品、
下位は証券・商品先物取引、電気・ガス業。

日経平均株価は、前営業日比204円09銭高
の2万1620円88銭で終了。

値上がり銘柄数は1640、
値下がり銘柄数は422、
変わらずは88でした。

22日の米国株式市場でハイテク株中心に上昇した流れを
受け、一時2万1686円53銭(前日比269円74銭高)まで
上昇しました。

トランプ米大統領が中国通信機器大手ファーウェイとの
取引継続を求める米IT(情報技術)企業に対し、

販売ライセンス付与を行うことに同意したと報道された
ことで、指数上昇につながりました。

相場のけん引役となる「海外投資家の動きは鈍い」、
「夏本番を迎えるような、熱を帯びた相場には程遠い」
(銀行系証券)との見方もあるようです。

◆国内の主なスケジュール

6月企業サービス価格指数(8:50)
2年国債入札
《決算発表》
カイノス、リコーリース、大丸エナ、FFE&C、エムスリー、養命酒、東エレデバ、篠崎屋、イーブック、エイトレッド、伊勢化、日立化成、NRI、日精線、アサヒHD、岡 部、東洋機械、鉱研工業、日立建、富士電機、オムロン、メルコ、新電工、オーゼックス、SPK、ネットワン、菱鉛筆、だいこう、KABU.COM、空港施設、ゴールドクレ、神奈交、メタウォーター、愛光電、ジェコス、日清粉G、システナ、レッグス、ダイトーケミ、中外薬、JCRファーマ、ソフトバンテク、ディスコ、日産自、小糸製、千趣会、NCS&A、アイカ工、富士通、キムラユニティー

【海外】
◆経済指数
[ダウ] 27349.19USD (+177.29)
[ナスダック] 8251.4ポイント(+47.27)
[シカゴ先物] 21700(ドル建て)、21695(円建て)

◆NY市場分析
23日のニューヨーク株式相場は、堅調な米企業決算を好感し、続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比177.29ドル高の2万7349.19ドルで終了した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は同47.26ポイント高の8251.40で終わった。

ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1000万株減の7億2994万株。
23日朝に発表された米清涼飲料大手コカ・コーラと米総合電機大手ユナイテッド・テクノロジーズ(UTC)の2019年4~6月期決算が好調な結果となり、ダウ構成銘柄でもある両社株が相場の上昇をけん引した。

コカ・コーラは「ゼロ・シュガー」などの無糖ブランドの伸びが続き12%増益。19年通期の特殊要因を除く売上高(オーガニックセールス)の見通しを引き上げた。一方、UTCも航空機器・部品の需要拡大を追い風に19年通期の利益と売上高の見通しをそれぞれ上方修正した。

調査会社リフィニティブによると、これまで米主要企業500社のうち104社が決算を発表。このうち79%が市場予想を上回っており、「決算シーズンは順調な滑り出しとなっている」(準大手証券)と評価されている。

今週は、24日に米建設機械大手キャタピラーやインターネット交流サイトの米フェイスブック、25日にはインターネット通販最大手の米アマゾン・ドット・コムや米グーグルの持ち株会社アルファベットなど、相場の先行きを左右する決算が相次ぎ発表されるため、投資家の注目が集まっている。

一方、23日午後には米ブルームバーグ通信が、米中閣僚級の貿易協議のため、ライトハイザー通商代表部(USTR)代表ら米政府交渉団が29日に訪中すると報道。通商問題をめぐる米中対立の緩和への期待感から、午後のダウは一段高となった。

個別銘柄(暫定値)では、コカ・コーラが6.1%高、キーコープが3.5%高。UTCが1.5%高、キャタピラーが2.1%高。ゴールドマン・サックスが2.5%高、バンク・オブ・アメリカが2.3%高。一方、クアルコムが2.4%安、ネットフリックスが1.1%安

◆海外市場スケジュール
米6月新築住宅販売(23:00)
英新首相就任

 ○今週注目ポイント
通商問題
各企業決算発表
米4-6月期GDP速報値(21:30)
ECB定例理事会

2019年7月22日の金融市場に関する情報

【国内】
◆経済指数
[日経平均]
2万1466円99銭(+420円75銭)

◆市場分析
日経平均は4日ぶりに上昇

朝方から買いが先行し、
その後、堅調に上げ幅を拡大。

後場に入っても高値を維持し、
一時2万1474円30銭(同428円06銭高)まで上昇する
場面もありました。

全業種が買われる展開となり、前日の下落を帳消にする
全面高となる一日となりました。

日経平均株価は、前営業日比420円75銭高
の2万1466円99銭で終了。

値上がり銘柄数は2007、
値下がり銘柄数は102、
変わらずは41でした。

早期の米利下げ期待の高まりを背景にした18日の
米国株高を支えに、前日大幅安の反動もあり、
自律反発狙いの動きに上げ幅を拡大しました。

時間外取引での米株価指数先物の上昇もプラスに
作用したようです。

東証1部の売買代金は低迷したままで、
米中貿易摩擦問題や円高進行など不安要因がある中では、

「今後本格化する決算発表を確認するまで上値は
追いにくい」(銀行系証券)と見ているようです。

◆国内の主なスケジュール

《決算発表》
OBC、ADワークス、オービック、ナガワ、コーエーテクモ

【海外】
◆経済指数
[ダウ] 27154.2USD (-68.77)
[ナスダック] 8146.49ポイント(-60.75)
[シカゴ先物] 21270(ドル建て)、21265(円建て)

◆NY市場分析
週末19日のニューヨーク株式相場は、月末に想定されている米利下げが小幅なものにとどまるとの観測が広がり、反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比68.77ドル安の2万7154.20ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は60.75ポイント安の8146.49で引けた。

ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比6566万株増の8億3712万株。
株価は取引前半、好決算企業への買いに支えられおおむねプラス圏で推移したものの、大幅利下げへの期待が後退したことが重しとなり、後半でマイナス圏に沈んだ。市場関係者は「週末を控え、いったん手じまう動きも出たもようだ」(日系証券)と指摘した。

米ニューヨーク連邦準備銀行のウィリアムズ総裁は前日の講演で、政策金利をこれ以上引き下げられなくなる「ゼロ金利制約(ZLB)」に陥らないためには「より迅速に金融緩和に踏み切る必要がある」と発言。連邦準備制度理事会(FRB)が月末の金融政策会合で0.5%の大幅利下げに踏み切るとの期待が高まり、この日も取引前半は株高の流れが続いていた。

一方で、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)はこの日、直近のFRB高官の発言などを基に、月末の会合で0.25%の利下げを決定する可能性が高いと報道。0.25%利下げを支持するとのセントルイス連銀のブラード総裁の発言も伝わり、午後に入り買いの勢いが失速した。

前日からこの日にかけ発表された米企業決算はまちまちな内容。マイクロソフトが前日夕発表した4~6月期決算は、好調なクラウド事業が寄与し、前年同期比約5割の増益。一方、アメリカン・エキスプレス(アメックス)は1株当たり利益が市場予想を上回ったものの、保守的な通期予想が嫌気され、ダウの下げを主導した。

個別銘柄(暫定値)では、アメックスが2.8%安、トラベラーズとメルクがともに1.6%安、ユナイテッドヘルス・グループとアップルがともに1.5%安。一方、ボーイングが4.5%高、キャタピラーが1.7%高、ゼネラル・モーターズ(GM)が0.9%高、マイクロソフトが0.2%高。

◆海外市場スケジュール
中国版ナスダックとなる新興ハイテク企業向け株式市場「科創版」の取引開始
米6月シカゴ連銀活動指数(21:30)

 ○今週注目ポイント
通商問題
各企業決算発表
米4-6月期GDP速報値(21:30)
ECB定例理事会

2019年7月19日の金融市場に関する情報

【国内】
◆経済指数
[日経平均]
2万1046円24銭(-422円94銭)

◆市場分析
日経平均は3日続落。

朝方から売りが先行、
前場は下げ幅を拡大しました。

後場に入り、下値を模索する展開で午後2時55分には、
475円74銭安の安値を付け、

取引時間中としては6月18日以来、
1カ月ぶりに心理的なフシ目の2万1000円を
割り込みました。

日経平均株価は、前営業日比422円94銭安
の2万1046円24銭で終了。

値上がり銘柄数は55,
値下がり銘柄数は2075、
変わらずは20でした。
市場では「4-6月期決算発表の本格化を控え
ポジションを取りづらいなか、

21日には参議院選挙の投開票もあり、
買いが見送られるなか、下げ幅が拡大したようだ」
(中堅証券)との声が聞かれました。

「これほど下げる理由がよく分からない」(別の中堅証券)
との声もあがる中、日経平均は再び2万1000円を割る展開に
なるのか注目です。

◆国内の主なスケジュール

6月消費者物価指数(8:30)
5月全産業活動指数(13:30)
《決算発表》
ゲンキードラ、モバファク、光世証、ゲンダイAG、アジュバン、日鋳造、アルインコ、エンプラス、モーニングスタ

【海外】
◆経済指数
[ダウ] 27222.97USD (+3.12)
[ナスダック] 8207.24ポイント(+22.04)
[シカゴ先物] 21135(ドル建て)、21130(円建て)

◆NY市場分析
18日のニューヨーク株式相場は、今月末の米利下げへの期待が高まり、3日ぶりに小反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比3.12ドル高の2万7222.97ドルで終了した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は22.03ポイント高の8207.24で終わった。

ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比3949万株増の7億7145万株。
米動画配信大手のネットフリックスが前日夕に発表した2019年4~6月期決算は約3割の減益決算。6月末の全世界の有料契約者数が事前予想に届かなかったほか、米国内の契約者が減少に転じたことが嫌気されて同社株は急落。相場の下げを主導し、ダウの下げ幅は一時150ドルを超えた。

ネットフリックスはアマゾン・ドット・コムなどとともに「FAANG」と称される高成長IT企業の一角を占めるが、ウォルト・ディズニーなど動画配信の参入が相次ぎ、競争激化への懸念が強まった。

一方、好業績企業には買いが集まった。米コンピューターサービス大手IBMは、クラウドサービスや人工知能(AI)関連の収益が伸びたことが好感された。米複合企業ハネウェル・インターナショナルは19年通期の1株当たり利益予想を引き上げ、同社株は値を上げた。

ダウは取引後半に下げ幅を縮小し、プラス圏に浮上した。きっかけは同日午後のニューヨーク連邦準備銀行のウィリアムズ総裁の講演。同総裁は政策金利をこれ以上引き下げられなくなる「ゼロ金利制約(ZLB)」の問題に対処するには「景気悪化の最初の兆候が表れたら、利下げに迅速に動く価値がある」と強調。足元の金融政策について直接言及したわけではないが、低インフレの長期化を回避するための積極的な金融緩和の必要性を示し、「月末の連邦公開市場委員会(FOMC)での0.5%の大幅利下げへの期待を高めた」(準大手証券)という。

個別銘柄(暫定値)では、IBMが4.6%高、ハネウェルが3.1%高。マイクロン・テクノロジーが3.0%高、アップルが1.1%高。一方、ネットフリックスが10.3%安、ボーイングが2.3%安、クアルコムが1.8%安だった。

◆海外市場スケジュール
特になし

 ○今週注目ポイント
通商問題
各企業決算発表
参議院選挙

2019年7月23日の金融市場に関する情報

【国内】
◆経済指数
[日経平均]
2万1416円79銭(-50円20銭)

◆市場分析
日経平均は小幅反落

朝方は売りが先行、
その後、前営業日終値付近まで戻す展開へ。

後場に入ってからも同水準(2万1400円付近)で揉み合い、
方向感に欠ける一日でした。

東証業種別株価指数では全33業種中、値上がりは8業種、
値下がりは25業種。騰落率上位がガラス・土石製品、
銀行業、下位は食料品、水産・農林業。

日経平均株価は、前営業日比50円20銭安
の2万1416円79銭で終了。

値上がり銘柄数は730、
値下がり銘柄数は1318、
変わらずは102でした。

大幅な米利下げへの期待感が後退し、前週末の米国株式
が下落した流れを受け、一時2万1317円85銭(前週末比
149円14銭安)まで値を下げる場面もありました。

その後は、前日終値付近まで戻し、揉み合いの中で
取引を終了。

21日の投開票の参議院選挙は与党が過半数を維持
しましたが、市場への影響は限定的だったようです。

国内、海外ともに決算発表を控えている時期でもあり、
動向を見極めたいとのことから、商いが薄い状況が
しばらく続きそうです。

◆国内の主なスケジュール

40年国債入札
《決算発表》
東製鉄、FDK、信越ポリ、キヤノンMJ、両毛シス、タツタ線、総メディHD、ビオフェル、KOA

【海外】
◆経済指数
[ダウ] 27171.9USD (+17.70)
[ナスダック] 8204.14ポイント(+57.65)
[シカゴ先物] 21390(ドル建て)、21390(円建て)

◆NY市場分析
週明け22日のニューヨーク株式相場は、米企業決算の発表が本格化する中、業績期待からハイテク株などが買われ、小反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比17.70ドル高の2万7171.90ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は57.65ポイント高の8204.14で引けた。

ニューヨーク証券取引所の出来高は前週末比9718万株減の7億3994万株。
今週は24日にフェイスブック、25日にアマゾン・ドット・コム、グーグルの持ち株会社アルファベットと、IT大手の4~6月期決算の発表が相次ぐ。各国で個人情報保護など規制強化の動きが進んでいるものの、依然としてハイテク銘柄への成長期待は大きく、この日は好決算を見込んだ買いが入った。

また、ロイター通信は22日、トランプ米大統領がインテルやブロードコムなど半導体大手の首脳らとホワイトハウスで同日面会し、中国通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)に対する制裁などをめぐり会談すると報道。制裁緩和によるファーウェイとの取引再開への期待から半導体株も買われ、相場全体を支えた。

一方、フィッチ・レーティングスが格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた航空機大手ボーイングが売られ、ダウの重しとなった。今週発表される企業決算や経済指標などを見極めたいとの思惑も強く、この日のダウは総じて小幅な値動きにとどまった。

個別銘柄(暫定値)では、モルガン・スタンレーが目標株価を引き上げたアップルが2.3%高と上昇。インテルは2.2%高、マイクロソフトは1.3%高、スリーエムは1.2%高となった。一方、ベライゾン・コミュニケーションズが1.9%安、化学大手ダウとジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は1.3%安。ボーイングも1.1%安に沈んだ。

◆海外市場スケジュール
英国保守党党首選の決選投票結果を公表予定
世界貿易機関(WTO)一般理事会(~7/24)
米5月FHFA住宅価格指数(22:00)
米6月中古住宅販売(23:00)

 ○今週注目ポイント
通商問題
各企業決算発表
米4-6月期GDP速報値(21:30)
ECB定例理事会

2019年7月18日の金融市場に関する情報

【国内】
◆経済指数
[日経平均]
2万1469円18銭(-66円07銭)

◆市場分析
日経平均は続落。

朝方は売りが先行し、寄付き後下げ幅を拡大して一時、2万1380円55銭まで下落。

その後、下げ渋る場面もあったが、上値は重く安値圏で推移。後場の買い気も鈍く、手控えムードが漂い戻りは限定的でした。

日経平均株価は、前営業日比66円07銭安の2万1469円18銭で終了。

値上がり銘柄数は672,
値下がり銘柄数は1399,
変わらずは79でした。

米中貿易摩擦に対する警戒感から16日の米国株式が反落した流れを受け、売りが先行しました。

新規の手掛かり材料に乏しく、株価全体が弱含む展開になったとみられます。

米国では決算発表も本格化しており、「代金の少なさは、長期資金が動かず、短期筋中心の相場であることを示している」(銀行系証券)長期運用の投資家が動くのは「もう少し先」(国内証券)と見ているようです。

◆国内の主なスケジュール
6月貿易収支(8:50)6月首都圏マンション発売(13:00)《決算発表》DNAチップ

【海外】
◆経済指数
[ダウ] 27219.85USD (-115.78)
[ナスダック] 8185.21ポイント(-37.59)
[シカゴ先物] 21330(ドル建て)、21330(円建て)

◆NY市場分析
17日のニューヨーク株式相場は、米中貿易摩擦などが企業業績に与える影響への懸念が膨らみ、続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比115.78ドル安の2万7219.85ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は37.59ポイント安の8185.21で引けた。

ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2313万株増の7億3196万株。
トランプ米大統領は前日、中国との貿易協議が順調に進まなければ、中国からの輸入品ほぼすべてに追加関税を拡大する「制裁第4弾」の発動もあり得ると表明。米企業の2019年4~6月期決算の発表が本格化する中、貿易摩擦が企業業績に及ぼす影響への懸念が広がり、この日の株価は軟調に推移した。

鉄道大手CSXが前日引け後に発表した4~6月期決算は前年同期比で減収減益となり、1株当たり利益も市場予想を下回った。これに伴い、19年通期の売上高見通しが前年比1~2%減(従来は1~2%増)に下方修正されたことから、米経済のバロメーターとなる輸送需要の伸び悩みが嫌気され、景気動向に敏感な資本財株を中心に売りが出た。

米商務省が朝方発表した6月の住宅着工件数が前月比で0.9%減少し、2カ月連続のマイナスとなったこともホーム・デポなど住宅関連株の売りにつながった。

個別銘柄(暫定値)では、キャタピラーが2.4%安、ユナイテッド・テクノロジーズとウォルグリーン・ブーツ・アライアンスが2.3%安、ホーム・デポは0.8%安。CSXは10.3%安と急落した。一方、ボーイングは1.9%高、ユナイテッドヘルス・グループは0.8%高、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)は0.7%高と買われた。

◆海外市場スケジュール
G7財務大臣・中央銀行総裁会議(~7/18 フランス)米7月フィラデルフィア連銀景気感指数(21:30)米6月景気先行指数(23:00)

 ○今週注目ポイント
通商問題
各企業決算発表
G7財務大臣・中央銀行総裁会議
参議院選挙

2019年7月11日の金融市場に関する情報

【国内】
◆経済指数
[日経平均]
2万1533円48銭(-31円67銭)

◆市場分析
日経平均は小反落。朝方は、売りが先行しました。寄り付き直後に2万1488円22銭まで軟化。

一巡後は円弱含みもあって、いったん上げに転じ、その後は前日終値近辺で推移しました。

日経平均株価は、前営業日比31円67銭安の2万1533円48銭で終了。

値上がり銘柄数は764、
値下がり銘柄数は1297、
変わらずは88でした。

米国の金融政策を見極めようとする姿勢が強く、薄商いの中、方向感に乏しい一日で取引を終えました。

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を控え、後場にかけて動きが鈍ったもようです。

来週以降は米国企業や日本企業の2019年4~6月期決算の発表が続くため、「しばらく方向感は定まらないのではないか」(国内証券)との指摘もあり、今週は商い薄な相場となる見込みです。

◆国内の主なスケジュール
6月都心オフィス空室率5月第3次産業活動指数(13:30)

《決算発表》柿安本店、いちご、ディップ、鉄人化、ローソン、ワッツ、フェスタリアHD、セイヒョー、JINS、ビックカメラ、ライフフーズ、ジェーソン、大光、エスエルディー、エストラスト、ほぼ日、No.1、SHIFT、創通、ケイブ、エルテス、チームスピリト、リックソフト、サーバーワクス、川上塗、明光ネット、川崎地質、ALPHA、日本エンタ、三協立山、デザインワン、タケダ機、セラク、津田駒、東洋電、安川電、エヌリンクス、古野電、HKS、小津産業、スリーエフ、進和、旭化学、イワキ、リテールPT、島忠、松屋、サイカ屋、リベレステ、毎コムネット、インテリックス、歌舞伎、グランド、CSP、オオバ、リーバイス、カンセキ、ファーストリテイ

【海外】
◆経済指数
[ダウ] 26860.2USD (+76.71)
[ナスダック] 8202.53ポイント(+60.8)
[シカゴ先物] 21545(ドル建て)、21530(円建て)

◆NY市場分析
10日のニューヨーク株式相場は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を受け、今月末の利下げ期待が高まり、4営業日ぶりに反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比76.71ドル高の2万6860.20ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は60.80ポイント高の8202.53と史上最高値を4営業日ぶりに更新して取引を終えた。

ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比4451万株増の7億4143万株(暫定値)。
パウエル議長は下院金融サービス委員会での議会証言で、貿易摩擦や物価低迷に懸念を示し、「やや緩和的な政策が必要な条件が整ってきた」と表明。早ければ7月末の金融政策会合で利下げに踏み切る可能性を示した。証言は7月利下げを確実視する市場の見方を追認するものと好感され、ダウは取引序盤に一時200ドル近く上昇。取引時間中の高値を一時更新した。

また、午後には連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(6月18、19両日開催分)が公表され、多くの参加者が「景気の重しが継続すれば近いうちの利下げが正当化される」として、早ければ7月利下げを想定していることが明らかになった。

前週末の米雇用統計が堅調な結果だったため、7月会合で0.5%の大幅利下げに踏み切るとの期待は大幅に後退していた。ただ、パウエル議長の証言を受け、金利先物に基づく0.5%利下げの確率は10日、約27%(前日3.3%)に上昇した。

パウエル議長の議会証言は11日も上院銀行委員会で開催。議長証言が終われば、投資家の関心は来週から本格化する米主要企業の7~9月期決算に向かう。市場では「企業業績が事前予想よりも上振れて、さらに7月末に利下げが実施されれば、株価は一段の高値が期待できる」(準大手証券)との声が出ていた。

個別銘柄(暫定値)では、マイクロン・テクノロジーが3.8%高、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)が1.9%高、フェイスブックが1.8%高、アマゾン・ドット・コムが1.5%高。シェブロンが1.7%高、エクソンモービルが1.4%高。一方、ウェルズ・ファーゴが1.4%安、バンク・オブ・アメリカが1.1%安。クアルコムが2.9%安、ウーバー・テクノロジーズが1.1%安だった。

◆海外市場スケジュール
米6月消費者物価指数(21:30)米6月財政収支(7/12 3:00) パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が米上院で議会証言 

 ○今週注目ポイント
通商問題
各企業決算発表
パウエル議長発言
中国6月貿易収支
オプションSQ週
英国EU離脱問題

2019年7月17日の金融市場に関する情報

【国内】
◆経済指数
[日経平均]
2万1535円25銭(-150円65銭)

◆市場分析
日経平均は3営業日ぶりに反落。

朝方は売りが先行し、下げ幅を拡大して前場終盤には
2万1514円89銭まで下落。

その後、下げ渋る場面もあったが、上値は重く大引けに
かけて安値圏で推移。

後場は買い気は鈍く手控え気分が強まりました。

日経平均株価は、前営業日比150円65銭安
の2万1535円25銭で終了。

値上がり銘柄数は752、
値下がり銘柄数は1302、
変わらずは96でした。
来週からの国内主要企業の決算を前に
「まだ様子見ムードが続く」(中堅証券)中で、
「円高が外国人投資家の先物売りを強めた」(銀行系証券)ため、

値がさ株を軸に値下がりし、
株価全体が弱含む展開となりました。

ただ、円高で売りが強まるはずの外需関連株では
一部の業種や銘柄に買いが入ったもよう。

中国の経済統計も好感され、機械株や化粧品の一部が
買われたと市場ではみています。

◆国内の主なスケジュール

20年国債入札
6月訪日外客数(16:00)

【海外】
◆経済指数
[ダウ] 27335.63USD (-23.53)
[ナスダック] 8222.8ポイント(-35.39)
[シカゴ先物] 21485(ドル建て)、21475(円建て)

◆NY市場分析
16日のニューヨーク株式相場は、一部の米企業の軟調な決算が重しとなり、5営業日ぶりに小反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比23.53ドル安の2万7335.63ドルで終了した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は35.39ポイント安の8222.80で終わった。

ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比955万株増の7億0883万株。
ダウは取引序盤に39.52ドル高の2万7398.68ドルまで上昇し、5営業日連続で取引時間中の史上最高値を更新。ただ、朝方に発表された米金融大手3社の決算はまちまちの内容だったため、16日の米株式市場は方向感の乏しい展開となった。ゴールドマン・サックスは1株当たり利益が市場予想を大幅に上回ったことを受け、ダウ構成銘柄である同社株は上昇。また、同じくダウ構成銘柄であるJPモルガン・チェース株も16%増益となった決算を受けて底堅く推移した。一方、ウェルズ・ファーゴ株は急落。連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が強まる中で融資業務の利ざやが大幅に悪化したことが嫌気された。

また、米医薬品・健康関連用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は1株当たり利益が市場予想を上回ったものの、後発医薬品(ジェネリック)との競争が懸念されて同社株も下落し、相場の重しとなった。

一方、昼ごろにはトランプ大統領が記者団に対し、中国との貿易協議が順調に進まなければ、中国からの輸入品ほぼすべてに追加関税を拡大することもあり得ると表明。米中摩擦の再燃への不安からダウは一時70ドル近く下落する場面もあった。

16日発表された6月の米小売売上高は前月比0.4%増と市場予想(0.1%増)を大幅に上回る良好な結果となった。ただ、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は同日のパリでの講演で、米景気の先行き不透明感に懸念を示した上で「成長持続へ適切に行動する」と表明し、今月末の利下げを改めて示唆。市場では「米景気が堅調さを維持する中でもFRBの利下げは確実だ。株式市場にもやや過熱感が出てきた」(大手証券)との声が出ていた。

個別銘柄(暫定値)では、ウェルズが3.0%安、バンク・オブ・アメリカが0.8%安。J&Jが1.6%安。マイクロン・テクノロジーが3.0%安、マイクロソフトが1.3%安。一方、ゴールドマンが1.9%高、JPモルガンが1.1%高だった。

◆海外市場スケジュール
G7財務大臣・中央銀行総裁会議(~7/18 フランス)
米6月住宅着工件数(21:30)
ベージュブック

 ○今週注目ポイント
通商問題
各企業決算発表
G7財務大臣・中央銀行総裁会議
参議院選挙

2019年7月16日の金融市場に関する情報

【国内】
◆経済指数
[日経平均]
2万1685円90銭(+42円37銭)

◆市場分析
日経平均は続伸。

朝方は2万1720円14銭と高く寄り付き、
一服後は下げに転換。

一時2万1589円83銭まで軟化しました。

一巡後は、プラス圏に持ち直し、大引けにかけて
底堅く推移して引けました。

日経平均株価は、前営業日比42円37銭高
の2万1685円90銭で終了。

値上がり銘柄数は1660、
値下がり銘柄数は429、
変わらずは60でした。

市場からは「SQ売買は盛り上がりがなく、週末に
3連休前で様子見気分だ。

買い上がる材料は見当たらず、決定的な懸念材料もない。

ただ、指数自体は煮詰まっており、いずれどちらかに
動き出すのではないか」(準大手証券)
との声が聞かれました。

週明けに大きな値動きも予測されますが、
日本が祝日の間に世界のイベントがどのように動くか
注目が集まります。

◆国内の主なスケジュール

株式等の受渡日短縮化の実施(受渡日が約定日から起算して3営業目へ1日短縮)
《決算発表》
ブロンコB、スーパーツール、日本国土、ファーマライズ、PCNET、買取王国、トウキョベース、TKP、バロック、サイバーS、アクロディア、ウォンテッドリ、マネフォワ-ド、市進HD、メタップス、テイツー、東京衡機、CSランバー、くろ工、ポエック

【海外】
◆経済指数
[ダウ] 27359.16USD (+27.13)
[ナスダック] 8258.19ポイント(+14.04)
[シカゴ先物] 21600(ドル建て)、21595(円建て)

◆NY市場分析
週明け15日のニューヨーク株式相場は、米企業の決算発表が今週本格化するのを前に小幅続伸し、優良株で構成するダウ工業株30種平均は3営業日連続で最高値を更新して引けた。同指数の終値は前週末比27.13ドル高の2万7359.16ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数も14.04ポイント高の8258.19と、2営業日連続で終値での最高値を更新した。

ニューヨーク証券取引所の出来高は前週末比305万株減の6億9928万株。
4~6月期決算発表の本格化を前に市場では様子見姿勢が広がり、値動きは限定的だった。この日口火を切った金融大手シティグループの決算は、個人金融部門を中心に貸し出しが伸び、特殊要因を除く1株当たり利益が市場予想を上回った。ただ、シティの利ざやが前年同期より悪化したほか、米長期金利も低下したことが嫌気され、JPモルガン・チェースなど大手金融株は下落。ダウ指数の重しとなった。

このほか、ボーイングも週末の報道が嫌気されて下落し、ダウ指数を下押した。同社をめぐっては、墜落事故が相次いだ新型旅客機「737MAX」の運航再開が来年にずれ込む可能性があると報じられた。

一方、半導体などのIT株は上昇。市場では「(中国通信機器最大手)華為技術(ファーウェイ)をめぐる週末の報道が材料視されたようだ」(日系証券)との指摘が聞かれた。ファーウェイをめぐっては、米政権が同社と米企業との取引再開を2~4週間以内に許可する可能性があると報じられた。この日、セキュリティーソフト大手シマンテックとの買収交渉中止が伝わった半導体大手ブロードコムも買われた。

個別銘柄(暫定値)では、半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)が3.6%高、化学大手ダウが2.5%高、メルクが1.5%高、ブロードコムが1.0%高、アップルが0.9%高。一方、JPモルガンが1.2%安、ゴールドマン・サックスが1.1%安、ボーイングが1.0%安、エクソンモービルが0.7%安。

◆海外市場スケジュール
独7月ZEW景況指数(18:00)
米6月小売売上高(21:30)
米6月鉱工業生産(22:15)
米5月企業在庫(23:00)

 ○今週注目ポイント
通商問題
各企業決算発表
G7財務大臣・中央銀行総裁会議