【国内】
◆市場分析
日経平均株価は前日の米国株高により小反発でスタート。
その後もプラス圏を堅調に維持し、中国の上海総合指数が切り替えしたことでさらに上げ幅を広げて大引けを迎えました。
日経平均株価は前日比155円42銭高の2万2662円74銭で終了。
値上り銘柄数は1382、値下り銘柄数は644、変わらずは77でした。
中国・上海株の切り返しや前日の米国株高といった堅調な外部環境が支えとなり、好業績株を中心に買いが優勢となりました。
しかし、東証1部の売買代金は低調で投資意欲は停滞したままであることから、地合い自体はさほど良好でないとの見方があります。
米中貿易摩擦問題はくすぶり続けているため、市場の警戒は今後も継続しそうです。
◆スケジュ―ル
7月景気ウォッチャー調査
日銀政策委員会・金融政策決定会合の主な意見(7/30~31開催分)
《決算発表》
東芝、大塚HD、JXTG、東芝テック、DMG森精、IIJ、大王紙、千代建、東鉄工、パイオラックス、岩谷産、石油資源、安藤ハザマ、大和ハウス、日本紙、NIPPO、スシローGHD、昭電工、クレハ、応化工、KHネオケム、DNC、テルモ、ラウンドワン、リゾートトラス、資生堂、住友鉱、DOWA、ニッパツ、SMC、ハーモニック、ダイフク、JDI、三井E&S、九州FG、ヤマハ発、東急、福山運、富士ソフト、日ペイントH、カネカ、パイロット、MS&AD
【海外】
◆全体指標
[ダウ] 25,628.91USD (+126.73)
[ナスダック] 7,883.66ポイント(+23.99)
[シカゴ先物] 22645(ドル建て)、22635(円建て)
◆NY市場分析
7日のNY株式相場は続伸。
米中貿易戦争の行方が懸念されるなか、中国本土株や欧州株が上昇した流れを受けて米国株も上昇してスタート。
アップルは利益確定売りに押され6日ぶりに反落したものの、キャタピラーやボーイングなどが上昇したほかゴールドマン・サックスなどの金融株も堅調でした。
ダウ平均は一時190ドル以上上昇し、126.73ドル高 (+0.50%)と3日続伸。
S&P500は生活必需品、不動産、公益などのディフェンシブ・セクターが下落したものの、エネルギー、資本財、金融など7業種が上昇し、0.28%高と4日続伸して終了。
1月26日につけた史上最高値まで0.50%に迫りました。
ナスダック総合は0.31%高と6日続伸となりました。
投資家の不安心理を示すVIX指数は前日比0.34低下し10.93と1月12日以来の水準まで低下しました。
個別銘柄ではテスラが急伸。
イーロン・マスクCEOが株式の非公開化を検討とツイート。
価格は前日終値より22%高い420ドル、資金も調達したとしたことで、株価は前日比10.99%高の379.57ドルとなりました。
引け後の決算ではウォルト・ディズニーが時間外で一時3%超下落。
4-6月期の売上高と利益が市場予想を下回ったことが嫌気された。
株価はその後下落幅を縮小し、終値比0.3-0.4%安で推移。
ビザ・チェーンのパパ・ジョーズは10%超急落。
4-6月期の売上高と利益が市場予想を下回ったほか、通期の利益見通しを引き下げたことが嫌気されました。
◆海外市場スケジュール
中国7月貿易収支
○今週注目ポイント
各企業の決算発表
米中貿易戦争の進展
先物SQ週
日本GDP一次速報(4~6月期) 10日8:50発表