【国内】
◆市場分析
日経平均株価は寄り付きで73円19銭高と続伸して始まりました。
前場ではそこから上が重く、高値圏を維持しながらも2万2400円台後半でもみ合いました。
後場は買いの勢いが強まる展開となり、スタートから2万2500円を上回ると、一本調子の上昇が続きました。
日経平均株価は前日比190円95銭高の2万2601円77銭で終了。
値上り銘柄数は1497、値下り銘柄数は515、変わらずは92でした。
朝方からプラス圏での推移が続き、午後に上げ幅を拡大しました。
1ドル=111円台と為替相場が円安・ドル高に振れたことが支援材料になったほか、日経平均が2万2500円の節目を抜けたことで上昇に勢いがついたとみられています。
一方、米中の通商摩擦が激化する懸念はいまだ拭えておらず、引き続き注意したいところです。
◆スケジュ―ル
27(月)
《決算発表》
DyDo、タカショー
【海外】
◆全体指標
[ダウ] 25790.35 USD (+133.37)
[ナスダック] 7945.98 ポイント(+67.52)
[シカゴ先物] 22595(ドル建て)、22590(円建て)
◆NY市場分析
24日のNY株式相場は上昇。
S&P500が1月26日以来7カ月ぶりに史上最高値を更新して終了し、ナスダック総合も1カ月ぶりに終値での最高値を更新した。
カンザスシティー連銀経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でのパウエルFRB議長の講演で従来の緩やかな利上げスタンスが維持されたことが安心感につながったほか、ネットフリックスの大幅高も指数の上昇に寄与した。
幅広い銘柄が買われ、S&P500の11業種は生活必需品を除く10業種が上昇した。
ダウ平均はナイキ、ゴールドマン・サックスがともに0.5%安となったものの、ダウ・デュポン、3M、ユナイテッドヘルスなどが1%以上上昇し、133.37ドル高 (+0.52%)の25790.35ドルで終了した。
週間ではダウ平均が0.47%高、S&P500が0.86%高とともに2週続伸。
ナスダック総合は1.66%高と反発した。
主要3指数は欧州株高の流れを受けてそろって上昇してスタート。
午前中のパウエルFRB議長の講演では米経済成長への自信が示され、今後も漸進的な利上げを進める必要性が強調された。
為替市場でドルが下落し、米10年債利回りは低下した。
株式市場では従来路線が継続されFRBの独立性が維持されたことも安心感につながり、主要3指数はそろって上昇幅を拡大した。
センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の12.41ポイントから11.99ポイントに低下し、8月9日以来の12ポイント割れとなった。
個別銘柄では前日引け後に発表された決算が嫌気されたアパレルのギャップが8.60%安と大幅安となり、百貨店のメーシーズも4.25%安と売られた。
一方、好決算を発表したITのオートデスクが15.33%高と急伸し、アナリストの目標株価引き上げが好感されたネットフリックスが5.79%高と大幅に上昇した。
半導体のエヌビディアは5日続伸し、上場来高値を更新した。
◆海外市場スケジュール
米7月シカゴ連銀全米活動指数(21:30)
米2年国債入札
○今週注目ポイント
為替レート
米中貿易戦争の進展
米4-6月期GDP改定値(29日)